• お知らせ
• 2024/12/23

セイリン(株)国内営業部の社員であり、パラバドミントン選手としても活躍している河合紫乃さんが、12月14日（土）に開催された第10回DAIHATSU日本障がい者バドミントン選手権大会において、見事優勝しました！！

河合　紫乃選手 プロフィール

富山商業高校時代、バドミントン全日本ジュニア5位。法政大学時代にインカレ団体優勝を経験し、その後、S/Jリーガーとして活動。股関節の怪我のために手術をし、1年4ヶ月入院。後遺症が残り車いすを使用する生活になり、バドミントンを引退。障害受容できず3年間寝たきりの生活、入退院と手術を繰り返し行う。そこからパラフェンシングに出会い、5年間日本代表として東京パラリンピックとパリパラリンピックを目指し、海外遠征中心の生活を送る。障害の合併症がひどくなり、2024年6月に左大腿切断。スピード復帰で12月の本大会に出場。

インタビュー

-優勝が決まった瞬間、どんなことを思いましたか？

「優勝は当たり前」という高い目標を掲げ、自分自身で立てた目標に向かって努力し、達成できたことに大きな喜びを感じています。9年ぶりのコートは、懐かしく、そして新鮮で、多くの方にデビュー戦を見守っていただけたことは本当に幸せでした。

-準備期間が2カ月という短い期間で本大会に向けてコンディション調整をされましたが、練習で工夫されたことについて教えてください。

2カ月という短い期間での競技復帰は、多くの困難が伴いました。特に、立位での本格的な練習開始から目標達成までの道のりは、決して平坦ではありませんでした。健常者とは異なる身体条件下での競技は、常に大きな負担となり、疲労骨折などの怪我にも見舞われました。しかし、ラケットワーク、タイミング、フェイントといった技術の習得に重点を置き、徹底的に練習を重ねることで、この大会だけでなく、今後の国際大会を見据えた準備を進めることができました。今回の優勝は、その成果の表れであり、良いスタートを切れたと感じています。

-試合中、最も印象に残っているプレーはありますか？

特に印象に残っているプレーは、得意の多彩なショットを決められた場面です。相手を翻弄するようなプレーができたことは、自分自身にとっても大きな自信になりました。

-この大会での目標は何でしたか？目標を達成できた今の心境は？

この大会では、「圧倒的な完全優勝」と「これが河合紫乃のバドミントンであることを証明すること」という二つの大きな目標を掲げていました。目標を達成できた今、この2カ月の努力が報われたと感じるとともに、今後のさらなる成長へのモチベーションも高まっています。

-今後の目標について教えてください。

まずは日本代表に選ばれ、国際大会で自分自身の力を試したいと考えています。そして、義足でバドミントンをプレーする姿を通して、多くの人々に「できないこと」よりも「できること」に目を向けてほしいと願っています

-最後に、応援してくれた方々へ、メッセージをお願いします。

今回の大会では、多くの方々に温かいご声援をいただき、本当にありがとうございました。皆さんの応援が、私の大きな力となりました。義足でのバドミントンという挑戦は、まだまだ続いていきます。これからも、皆さんの期待に応えられるよう、精一杯頑張りますので、応援よろしくお願いいたします。

紫乃さん！本当に優勝おめでとうございます！（^^）

↓大会当日の試合の様子はこちらから↓

第1試合　12/14　8コート　youtube下記URL　1：13：10より
https://www.youtube.com/watch?v=Dfe37jefoPg

第2試合　12/14　1コート　youtube下記URL　1：11：40より
https://www.youtube.com/watch?v=muf3ShBUiPY

第3試合　12/14　7コート　youtube下記URL　5：19：00より
https://www.youtube.com/watch?v=qDuw6zrk5Xo

表彰式　12/15　　youtube下記URL　4：26より
https://www.youtube.com/watch?v=XpW4B-yqTig